「動けない」のは、あなたのせいじゃない。頑張りすぎた心が教えてくれるサイン

コンディションチェック室

僕はこれまで、10年以上会社に勤め、言われたことをこなす日々を送ってきました。
朝7〜8時から始まり、帰りは23〜24時。
自分のことを後回しにして、仕事ばかりしていました。

そんな生活が毎日続く中で、
「このままでは、自分の理想の生活はできない」
という漠然とした焦りを感じるようになりました。

「自分で何かをやってみたい」
ずっと思っていたことが、再び自分の中で大きくなり始めました。

しかし、そう強く思っても、現実的には行動する時間がない。
そこで、仕事の時間を少しずつ工夫し、休みの日を作ったり、夜は早めに切り上げたりすることで、ようやく自分のやりたいことに使える時間を作りました。

休みの日は1日中時間があり、夜も早ければ19時〜20時には帰ってくる。
これだけ時間があればできるだろうと、思っていた。
でも、やりたいことはできませんでした。


正確には、動きたくなかったのです。
とにかく休みたい。
自分の好きなことだけして過ごしたい。そんな状態でした。

仕事では工夫できるのに、なぜ自分のことになると何もできないのか。

仕事には相手がいて、締切があって、やるべきことも決まっている。
外から動かされる力があります。
けれど、自分のことは違う。

自分が何をしたいのか、自分で感じて、自分で決めて、自分で動かなければいけない。

仕事ではできても、自分のことはできない。
ずっと自分のことを後回しにしてきた状態では、それができなくなっていてもおかしくなかった。

そして、僕の中で「動けない」はもっと広がっていました。

ただ、やりたいことに手がつかないだけではなく、生活そのものも回らなくなっていたのです。

仕事がない時間に、家で自分のやりたいことをやろうとする。
でも、なかなか進まない。

何をするか考えて、少し手をつけてみて、また止まってしまう。

そんなことをしているうちに、
いろいろなことが気になり始めました。

  • ふと目をやると、部屋が汚い。
  • 洗濯もたまっている。
  • 食事も乱れている。

そのとき初めて、「新しいことができない」のではなく、
生活そのものが回らなくなっていたのだと気づきました。

なぜ今まで気づかなかったのか。
本当は気づいていたのに、無意識に見ないようにしていたのか。

そしてそれらを変える気力すら起きない。
さらに、「このままでいい」とさえ思う自分もいました。

そこでようやく、これは単なる「やる気」の問題ではないのかもしれないと思い始めました。
何か別のことが影響している。そう感じたのです。

そこで、自分の状態を知ろうとしました。
「今、自分は何をしたいのか」
「本当は何を求めているのか」
そんなことを少しずつ考え、自分との対話を始めました。

休みの日や仕事終わりに、自分がやりたいことをやりながら、
自分に問いかけました。
「今楽しいのか、つらいのか」
「何を感じているのか」

すぐに答えは出なかったが、続けているうちに、
少しずつ自分の気持ちが見えてきた。
「もう頑張りたくない」
「寝たい」
そして、
自分がどうしたいかよりも、周りにどう見られるかばかり気にしていたことにも気づきました。

知らないうちに、周りを気にし、否定されることを恐れ、
「うまくやらないといけない」
「ちゃんとしないといけない」
と考え続けていたのです。

そのせいで、無意識のうちに自分の気持ちを後回しにし、感じないようにしていました。

そうやって過ごし続けた結果、
身体は動いている。
でも心はとても疲弊していて、気力がない。
休みの日は、とにかく休まないともたない。

自分ではそこに気づかず、
「何か行動しなければ」
「成長しなければ」
とばかり思っていました。
でも、本当はそれどころではない状態だったのです。

もし、僕が経験したような「動けない」苦しさや、自分を責めてしまう気持ちに心当たりがあるなら、今これを読んでいるあなたも、少し近い状態にあるのかもしれません。

この状態は、ロールプレイングゲームでいえば、毒状態のまま瀕死で戦おうとしているようなものだと思います。 

頭では「やらなきゃ」と思っていても、心と身体は「これ以上やったら危ない」と防御している。
このチグハグな状態では、どんなにやる気を出そうとしても、空回りしてしまいます。

まず優先すべきなのは、攻撃ではなく、「毒」を治すことです。
つまり、心と身体を休ませてあげることです。

「休むこと」を自分に許してあげる

「休む」と聞くと、
「休んでいる場合じゃない」
「休んでいる自分を責めてしまう」
と感じるかもしれません。
僕もそうでした。

でも、この「動けない」状態から抜け出すための最初の一歩は、休むことです。
そして大切なのは、「休むこと」を心から自分に許してあげることです。

それは、単に寝ることではありません。
休んでいる自分に対して、
「今は休むことが最優先だ」
と意識して決めること。
そして、その決断を自分で認めてあげることです。

心が落ち着いていないと、人は深く考えることができません。
まずは、自分が今かなり疲れていることに気づき、心と身体が回復するための時間を作ってください。

ゲームであれば、魔法や薬ですぐに回復できますが、現実はそうはいきません。
だからこそ、しっかり自分を労わることが必要になります。

もし今あなたが、頑張ろうとしているのに「動けない」「何もする気が起きない」と苦しんでいるなら、それは「やる気がない」からではありません。
これまで頑張りすぎてきた自分の心が、「休んでほしい」とサインを送っているのかもしれません。

まずは、その声に耳を傾けてみてください。
心から自分を休ませてあげてほしいです。

ここでは、そんなあなたの心が少しでも軽くなり、自分らしい一歩を踏み出すために何が必要なのかを、僕自身の経験とともに届けていきます。

自己否定をし、周りに合わせることで自分の本音を見失ってしまった人が、少しずつ自分を取り戻し、無理なく前に進める道を見つけられるように。
少しでも力になれたら嬉しいです。

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